ここ一週間ほど、兵庫知事選挙の状況が面白くてたまらない。
風邪を引いて部屋で大人しくしているとやることが無い。いきおい Web や YouTube を見ることになるのだが、ここで「兵庫知事選挙」に出会ってしまった。これが 近年稀に見る泥仕合の様相 になってきて、関係の無い野次馬としては極上のエンターテインメントだ。
もともと、斎藤前知事のパワハラ疑惑が大々的にマスコミで喧伝され、パワハラ疑惑を暴露したA局長の自殺などもあり、県議会が齋藤前知事に不信任を突き付けて斎藤前知事が自動失職を選択、「出直し知事選挙」となった。しかし最近様相が様変わりしてきたようだ。
誰もが「斎藤前知事のパワハラ」はとんでもない、という認識だったが、どうもその認識が怪しくなってきたのだ。なぜか「パワハラ」や「おねだり」の事実がほとんど出てこないらしい。現状は単なる疑惑(デマ?)なのにマスコミが大々的に垂れ流したので皆が”斎藤が悪者”だと洗脳されている可能性がでてきた。
状況が変わったのが、「NHKをぶっ壊す」の立花孝志氏が知事選に乱入してきたことがきっかけになった。立花孝志氏の言うには(証拠も YouTube 等で一部出している)、
「斎藤前知事」を引きずり下ろしたい勢力(既得権益勢力)の陰謀だ!
自殺したA局長は、パワハラが原因で自殺したわけではなく、自分が県庁内で行った複数の不倫をバラされたくないため(県庁の業務PCに証拠がある)自殺した!と主張している。(※真実かは不明)
もうなにか、三文小説を地で行くような展開だ。
立花氏より「悪者」と名指しされた県議会議員も複数出てきた。また、百条委員会の質疑の音声情報がリークされ、百条委員会自体の正当性も疑われ始めている(そもそも百条委員会を公開しないこと自体が異常)。また百条委員会は自殺したA氏の業務PC(兵庫県が所有者)の中身の公開を拒否している。これでは全く真実の究明にはならないだろう。
そのうえ、この三文小説で脇を固める知事候補者も面白い。中でも次期知事の最有力と言われる、前尼崎市長、
みるからに、かなりのリベラルなのだ!(経歴を見ても左だ)
政見放送や候補者同士の議論を見ていて、前・武蔵野市長 を彷彿とさせる印象を受けた。まあ、私には関係のないことだが。
いまのところ、何が真実かは現状では知る由もない。事の顛末は中立な弁護士たち6名からなる「第三者委員会」の結果を待つしかないのが現実(結論は来年3月くらいと言われている)。
反斎藤派と齋藤擁護派のせめぎ合いはあと2週間続く。ドンデン返しはあるのか?
11月17日の選挙までせいぜいこの現実ドラマを愉しむとしよう。
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こんな面白い選挙は滅多にないだろう! |