2022年3月26日土曜日

潜水士の資格を取ってみた

 多少は暇だったので、「潜水士」の資格と取ってみた。

潜水士の資格なんてあることを知らない人も多いだろう。また、潜水士という言葉は知っていても、想像するのは「海猿(うみざる)」ではないだろうか?この資格、水中作業をするためには必須な国家資格で、厚生労働省の管轄だ。

確かに、潜水士はごく限られた人たちの職業なのは事実。主な仕事は海中工事や海中探索、海上保安庁職員(いわゆる海猿)など限定的だ。ただ、あまり知られていないが、日本においてはダイビング・インストラクターは 必ず「潜水士」の資格が必要なのである。私は日本で教えるつもりはさらさらないので、本当は必要ないのだが、もしもの場合を考えて一応取得してみた。

試験会場は千葉県のド田舎(蘇我の先)であった。しかも駅からバスに乗る。行くだけでも大変だ。会場はおおよそ300人くらいが集まっていた。ここでとても面白い現象を発見!

受験者がきれいに3つのパターンに分かれるのだ!

第一種:海猿系
 スーツ着用で髪は角刈り。いかにも海猿候補生、という感じ。全体の1割強くらい。

第二種:海中工事業者系
 30代くらいが中心(やや年配者もいた)でやぼったい服装。あまり覇気がなく、仕方なく受験に来ている感がただよっている。全体の2割程度か?

第三種:ダイビング・インストラクター系
 若くて服装が派手。女性は結構美人が多い。とにかく元気で騒がしい。試験前懸命に受験参考書を読んでいるが、読んだ形跡がないくらい「まっさら」のが多い。全体の2/3を占める。

私は一番後ろの席だったが、私の前、両隣は女性だった(もちろんインストラクター系)。前の席は二十代後半でややくたびれた感じだったが(失礼)、左側はエスニック美人系。色黒で目がぱっちり。沖縄とかに行っていたのか?右隣はすらっと背の高い色白美人だ。

しかし、こんなにインストラクター志願者がいっぱいいるとは驚きだった。 まだまだダイビングは人気があるのかなあ、と思った次第である。

多分一番浮いていたのは私だろう。なんせ60歳半ばで潜水士を受験する物好きなんてまずいない(年齢的にほぼ使い道がないので)。ちなみに、潜水士試験はペーパーテストのみである。真面目に一週間勉強すればだれでも取れる超簡単な試験だ。



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