別にセブの英語学校をけなしている訳ではない。
個人的にはセブの英語学校には頑張ってもらいたいと思っている。しかし、現実は低賃金のフィリピン人を雇って利益を上げ運営しているに過ぎない。結局は大量の人からの搾取構造で低価格が維持されているのだ。
フィリピン人教師の収入が少ないのは周知の事実。少し前は15,000ペソ/月くらい。確かに楽な職業なのだろうけれど、夜勤のあるコールセンターの半分くらいといた感じだった。今ではもっと上がっているだろうがたかが知れているだろう。
驚きは日本側スタッフ(東京勤務)の収入だ。
Indeed での募集を見たのだが、年収300万円、驚きの時給 1,178円/時。これって辺鄙な地方ではなく、東京23区での正社員の賃金である。それも漏れなく月40時間の残業代まで付けてである(40時間分の相当の手当てがみなしで支給される)。
こんなことだから日本人の給料が上がらないんだよね。
弱い人たちから搾取することでしか利益を上げられないって安直すぎると思う。経営者ってもっと必死に考え、悩み、工夫する必要がるのでは?こういう経営者ばっかりだったから30年間成長できなかったのではないか(自戒も含めてだが)。
逆にフィリピン人の働き口を創造しているのだ!という肯定的な意見も当然ある。確かにこんな安い給料で働くのが悪いともいえる。しかしまあ、最近の急激なインフレによって給料もこれからどんどん上がるのだろう。その前に、AI学習で英語学校そのものが変質していくだろう。あと5年くらいすれば、今の形態の英語学校はなくなるのではないだろうか?
これからセブの英語学校がどうなるのか楽しみだ。
過去には、韓国系英語学校が一斉に廃業したという事実もあるし。うまく変質してくれればいいが。経営者の腕の見せ所だろう。どうなることやら。。。
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