2022年8月3日水曜日

フィリピンあるある:想定外が半端ない

  久しぶりにフィリピン人の想定外の行動に驚いた。

 マニラでの駐在を含めて、フィリピンには7年滞在しているのでたいていのことには驚かないのだが、ちょっとだけ驚いた、というより呆れた。

 今回セブに戻るにあたって新しいところに入居したのだが(まだサインしてないけど) 、いくつか不具合があって修理をしてもらっている。その一つに「洗面所の排水溝の蓋がない」ことがあった。フィリピンの洗面所の排水溝は押し込むタイプが多いのだが、これが良く壊れる。まともに機能する蓋はほとんど見たことがない。機材の品質が悪いのが主な原因だろうが、セブの石灰成分の多い水の問題も大きいと思う。

 今回は蓋自体が無かった。排水溝自体の機能は問題ない。さすがに何もないとちょっとした洗濯(水着やエアリズムなどの下着など)もできないので、なんか蓋を探して、とお願いしたのだ。

 すると、丁度良い蓋があったとの連絡があり、 カーテンの交換とともに対応するとのこと。そして、担当者が来て見せてくれたのは新品の排水溝のパイプ。つまり「蓋つき排水溝パイプそのものを交換する」という荒業である。まさかそんな大げさなことになるとは想定外。ゴムの蓋でも持ってくるものと思っていた。

  昼食を喰いそびれて外に食べに行きたいのに作業を待ち続けること約2時間半、やっと作業が完了。なぜこのような発想になるのか理解できない。

 なお、ここで気をつけなければいけないのは、リクエストに対する作業を勝手にやって(想定外の大げさな作業をして)、 あとから法外な請求がくるというもの。以前住んでいたところでこれをやられて、セキュリティ・デポジットが1ペソも返ってこなかった。まあ、これは意図的にやられたことだが、このような悪癖が横行している。(ちなみに、請求にかかる領収証の提示は一切なし。請求してもなしのつぶてだ!)

 今回はどうなんだろう。部屋を出るときに請求されてセキュリティ・デポジットが返ってこないことは十分想定される。

一度手にした金は返さない、これがフィリピン流だ。 

洗面所のフタは良く壊れるのだ・・・

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